エッジサウナイン白河

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エッジサウナイン白河|ゲストハウス ホテル リノベーション デザイン|福島

エッジサウナイン白河 —歴史とモダンが共鳴する「禅サウナ」再生プロジェクト

本プロジェクトは、福島県白河市に佇む築年数の経った古民家を、現代のウェルネスニーズに応える「一棟貸しサウナ別荘」へと再生させた建築事例です。

オープン:2025年12月
延床面積:146㎡
住所:福島県白河市大久保44
許可:宿泊業許可

1. 蔵の再定義:歴史の静寂に浸る「瞑想サウナ」の設計

本設計の核となるのは、江戸時代から受け継がれてきた「蔵」のコンバージョン(用途変更)です。厚い壁に守られた蔵特有の静寂を活かし、主役となる「蔵サウナ室」を構築しました。

  • 熱設計: HARVIA社製ストーブと200kg超のサウナストーンを導入。薪火の爆ぜる音と歴史が刻まれた空間が相まって、時を超えた瞑想体験を実現します。
  • 室内環境: 宿泊棟内には、高湿度を長時間維持できるHelo社製ストーブを採用したサブサウナも完備。用途に応じた「熱の質」を使い分けるレイアウトを施しました。

2. 環境共生:阿武隈の伏流水と四季を切り取るランドスケープ

白河の豊かな自然資源を設計の一部として取り込んでいます。

  • 水景設計: 阿武隈の伏流水を贅沢に引き込んだ水風呂を配置。年間を通じて14〜17℃を維持する天然水が、極上のリフレッシュを提供します。
  • 外気浴空間: 森の景色を一望できる外気浴スペースは、冬の雪見、春の新緑、秋の紅葉といった「四季との対話」をコンセプトに設計。自然の移ろいを五感で享受できるシークエンスを構築しました。

3. 構造美の継承:古民家再生と宿泊DXの両立

既存の木の温もりと伝統的な構造美を尊重しつつ、現代的なデザインと機能性を融合させました。

  • 空間構成: 最大14名の宿泊を可能にする広々とした滞在スペースを確保。東北の寒冷な気候に対応するため、薪ストーブを中心とした温熱環境を整え、グループ利用やワーケーションにも適したフレキシブルな設計を行っています。
  • 機能性の付加: 連泊に耐えうるフルキッチンやランドリー設備、さらに高級感あるアメニティ選定までトータルで監修。歴史的建造物の品格を維持しながら、現代のライフスタイルに最適化させた「富動産」への転換を実現しました。